Sちゃんのフィリピン愉快な旅   

              


子供達9時ホテルのビーチからパムボートと呼ばれるフィリピン独特の船に乗り込む。
乗客6名に対し、6名の乗組員?が乗っている。マン・ツー・マンだ。
空には雨雲があるが次第に晴れて来そうだ。
出航後直ぐに、ダイビングショップに接岸。ここで機材の積み込みと、簡単な説明?と誓約書にサインの記述を行う。
このダイビングショップに先客の日本人(男3名女1名)が居たが、我々がショップに入ってからは、何かを恐れるように一言も口を利かず、ただうつむいている。まさか我々が怖い人に見える訳ではあるまいに、さては昨晩一人の女性を巡って仲間割れの喧嘩をしたかな。(変な日本人・・・それは我々か?)
今回のダイビングではライセンス保持者は小生だけ、小生もライセンスを取った○○年前(ブームに火が付く前)は、かなりの数を潜ったが、しばらく休止・・・2年前にバリ島で潜って以来である。
パムボートに再び乗船・・・「ムッムッ 何だこの人達は?」・・・さっきより乗組員が増えている。・・・近所のおばちゃん達が一杯乗っている、その数全員で十数名。ベンチのある広い箇所は我々が座り、狭いところにオシクラマンジュウ状態。
ダイビング「コレ ワタシノ オクサン。バーベキュー シタクスル。」とポン引き親父。
奥さんニコニコして我々に挨拶・・・やさしそうなおばちゃんだ。・・・昨日小生が着ていた、汚れたTシャツを洗濯して持ってきてくれた。
「ワタシタチ フタリ ダイビング センセイ。」と言いながら握手を求めてくる白髪頭の親父・・・ 船代+ダイビング代+食事=US80$/人 (小生だけ70$ライセンス有り)・・・この値段でこの人数、後でボッタクッテ来るのでは・・・不安。
船上でダイビング中の注意事項等の説明・・・ダイビングはジェスチャーで意味が通じるから良い。・・・小生が細かく若者に説明・・・うさんくさい先生「ウン ウン」と頷くだけ。
スルパ島(小さな島)に到着・・・おばちゃん達と数名の男達が降りる。・・・昼飯の支度をするらしい。(先輩A氏も下船。)
練習ポイントに移動・・・ウエットスーツを着て準備。
小生、準備が出来たので先に飛び込む・・・ザッブーン・・・「アッ やばい。」・・・浅いとも知らずに背面から飛び込んでしまった(水深2m)。・・・「てめえ 大丈夫と言ったじゃねぇか!。」・・・危なく頭を打つところであった。
ダイビング水深の浅い所で若者4人は講習を受けている。・・・個人個人になかなか親切丁寧な指導をしている・・・さすが若いだけあって、レギュレーターの水中脱着・マスククリアーなど簡単にこなす。・・・「FN お前何をやってんだ。」 FN君だけは一人、もがき苦しんでいる。・・・うさんくさい先生、FN君の指導に悪戦苦闘。(ビデオがあれば大変おもしろい映像が取れたのにデジカメのみ、残念だ。)
講習30分、いよいよ深いところへ移動。・・・雨期のためか透明度はあまり良くない、ビギナーズラックのため水深5m程度・・・珊瑚もちらほら・・・魚もちらほら・・・30分程度の海中散歩。タンクに半分以上の空気を残し終了。・・・不満足。
「最高〜、はまりそ〜。」と若者達は興奮気味。
「怖かった〜。」とFN君は青ざめた顔をしている。 
スルパ島に上陸し昼食タイム。
先輩A氏はジェットスキーを2時間も借りて走り回っていたとのこと。
鶏・豚肉・魚・蟹のバーベキュー・・・「ケンタッキーよりウメ〜ィ、果物が最高ウメ〜ィ」と若者達はガツガツ食っている。・・・残り物を現地の人が食べる事も知らずにほとんど平らげてしまった。
ダイビング昼食後、先輩A氏はジェットスキーにて先にご帰還。・・・良く飽きないで乗っている。
若者達は海の散策・・・小生、お昼寝。日差しは強いがそれほど暑くない。
おばちゃん「マッサージ スルカ。」
親父「ママサン マッサージ ウマイヨ。」
小生「ヤング レェディ オンリィ。」 ・・・と断る。
おばちゃん達、5・6人集まり井戸端会議、どこの国の女も良くしゃべること・・・。15時ホテルのビーチに帰還・・・潮が引き、近くまで接岸できないため50m程浅瀬を歩く事に・・・それにしても潮の引き方が半端ではない・・・今日は満月か?・・・血が騒ぐ。(昨晩のメンツの女を思い出す。)
上陸し今日の精算を行う・・・ボッタクリなし・・・チップも要求しない。
帰りの船上で、おばちゃん達が隠し持っていた、お土産品を買えと必要に若者達に迫っていた。・・・若者達500Pのペンダントをそれぞれ購入・・・おばちゃん達が前もって小生に相談してくれたならば、1000Pで若者達に買わせたのに・・・。(小生が買うとしたら100P以下。)
「今晩 良い所に案内してくれよ。」
「OK ダイジョウブ ハイクラス オンナ イル ミセ シッテル アンナイスル。」とニコニコ顔のポン引き親父と自称ダイビングインストラクター。
明日のダイビングの予約と18時にロビーで待ち合わせを約束し別れる。
ダイビング体に染みついた塩を抜くため?プールで泳いでいると、白髪頭のチビで腹の出た日本人親父が「日本人の方ですか、ちょっとお話しして良いですか?」と近寄ってきた。
日本人親父「退屈ですね。」
小生「全然退屈でないよ。」
日本人親父「フィリピンは人件費が安い割には物価が高くてびっくりしました。ホテルも高くて・・・。」
小生「安いホテルはセブに行けばいっぱいあるぞ。」
日本人親父「ここはセブでしょう・・。」
小生「ここはマクタン島だ。」
小生「退屈だったら女の子でもゲットして、案内してもらったら?。」
日本人親父は小生の言っている意味が解らないようであった。
変な日本人親父と係わっていたら楽しい旅行も暗くなりそうなので、そそくさと部屋に戻りシャワーを浴び、夜に備えて一時の休息・・・。
           第四章「デパートガール」に続く。


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