'10.10.15
          

   

 

        中国/海南島

   中国の広州市で第十六回アジア競技大会が開催される少し前に、広州空港経由で海南島に渡った。おりしも尖閣諸島中国漁船衝突事件に端を発した中国国内の各都市で抗議活動の反日デモが発生した時である。空港のセキュリティー検査が厳しくなったのか、中国国民の厳格さ?か分からないが、携帯用裁縫セットの刃渡り1センチのハサミが手荷物検査のX線に映り鞄の中を掻き回して没収された。同じ入れ物に入っていた10センチ位の先が尖った鉄製の爪ヤスリはおとがめ無し......これの方が凶器になるのにマニュアル通りにしか働かない検査官。まだまだ抜け切れていない中国社会国家の労働者魂を見た思いがした。

 

  異常気象と台風の影響で海南島に滞在中は、ず~~~~っと雨、島のあちこちで道路や住宅が水没している。この時の雨量は80年振りだそうだ。私たちが帰った翌日に台風による雨のため島内に足止めされた観光客が居たと報道されていた。ビーチのホテルに泊まって海に入らずプールに入らずの旅は初めてであり、傘を差しての観光もあまり記憶にない。

 

  日本から出発前に予約した森林浴のトレッキング一日コースを早朝雨のためキャンセル。少しでも屋根のある少数民族の観光村に変更。傘を差して民族の住居、お土産や展示場。踊りや歌を披露する小劇場を回る。入口にやる気無く待機する若いガイドのオネーちゃん達。少しでも愛嬌を振りまき物を売ろうとする"おばちゃん"や"おばあちゃん"達。可愛くほほえむ少女達。雨の中の人間ウオッチングだ。

         

  ここの少数民族の衣装は世界最初のミニスカートだとガイドが言っていたが、確かに短い着物の形をしているがミニスカートである。着ている少女達は背が高くなく幼顔で可愛いと思ってみていたが、その少女達に子供が群がって抱きついたり遊んだり!少女に見えた女性は母親であり子供を持った親だったのである。昔の日本人も観光に来た欧米の外国人から見ればこんな風だったんだろうな。

    

   売店に屋根が架けてあるショッピング街も雨の影響・・・・・・屋根の下を歩行するのに傘が必要である。買い物を楽しむのではなく、よそ見をせずに対向者の傘の滴を避けるのが忙しい。結局ビル内の店舗でウインドショッピング、緑茶を沢山試飲させて頂いた。それぞれに味があり、コーヒーを好まない私には、殆どが美味しく感じられ、有りがたい時間だった。

 

   尖閣列島の動画が流出した。米国政府の機密文章等もインターネットで覗けるという。パソコンを持たない人たちや英語を読めない人たちは、新聞やテレビのニュースでその出来事を知る事が出来たが何かチョット不思議である。本来情報は自分自身で集めてきて発信するものであるのにネットで得た情報を都合よくコメントを付け編集し新聞やテレビが裏付けの無いまま発信している様に思える。

 

 尖閣列島の動画も投稿者が削除した後でも、二重三重にそれぞれの人たちが切り取って発信した画像を見ることが出来た。Social Networking Service(自己情報のコントロールや人との出会いった目的のネットワークサービス)。日本で最も会員数の多いのはmixi、世界ではFacebook。Facebookは実名での登録が規約にかいてあり、2010年7月、ユーザー数が5億人を突破。自分の発言や発信には責任を持たなくちゃ。自分の情報が漏れるのが嫌だったら登録しなければよいのだ。

    

 私も旅や写真のホームページをここに公開している。でも近頃は更新が過である。旅に出て匂いを嗅ぎ肌で触れて足で歩いて撮った情報をプリントしアルバムを作ったりテレビで見られる様に編集してネットを使わない人たち(SNS非登録の人たちも含んで)と顔を合わせて会話をし、直接コミニュケーションを取っている。肩を寄せ合い旅をし、汗を流し労働する昔社会に戻って欲しい。

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